都心から約90分の真鶴町で1泊2日の開発合宿をやってきました

週末に、月1で開催している勉強会のメンバーで開発合宿を行ってきました。
会社で開発合宿をやるという話はよく耳にしますが、コミュニティでの開発合宿はそう多くはなさそうなので今回レポートします。

コミュニティメンバーとの合宿

7/3(土)〜 7/4(日)に1泊2日で開発合宿を行ってきました。
参加者は、横浜で定期開催している勉強会(ベイサイドRuby on Rails勉強会)のメンバー5人です。
合宿場所は真鶴町にあるManazuruTechLabです。
今回、真鶴町にお住まいでManazuruTechLabを運営されている柴山さんとStartupWeekend 横浜のオーガナイザーをされていたリリーさんのつながりで、ManazuruTechLabを会場として利用させて頂くことになりました。

コミュニティの開発合宿ではどういうことをするのか?

会社として開発合宿を行う場合、よく聞くのが新規サービスを作るために2日間ほど集中してサービスのアイデアのブレスト、プロトタイプの実装を行うことがあります。
他に自分が関わっていたスタートアップの開発合宿のケースだと、普段は週1などで浅く関わってもらっているメンバ―に、もう少し深く関わってもらう機会にするといった目的もありました。

僕たちの場合、コミュニティでの開発合宿なので、各自が集中して作業したいテーマを持ち寄って作業を行いました。わざわざ合宿しなくてもできるよね?と言われてしまいそうですが、普段、仕事などで十分に時間を割けてなかったり、ある程度まとまった時間をとって作業したいものなどは、合宿で時間を作って一気に作業するのに向いています。
今回の参加メンバーのテーマを紹介します。

  • @utwang筆者: CGM関連の新規WebサービスをRails + Reactで開発(自分のPJ)
  • @taiaraky: 運営するメディアのコンテンツ作成(5本)
  • @tkyfkd: 新規サービス開発(自分のPJ)
  • リリーさん: 事業用WebサイトParseTreeの作成
  • @suganami0510: 野球関連の新規サービス開発(自分のPJ)

サービスが形になったらあらためて紹介したいと思います。
また、ハッカソンのように1つのテーマに全員で取り組むといった形の開発合宿もいずれはやってみたいです。

合宿での過ごし方

1日目

9:30〜10:30に現地集合です。
僕は家が茅ヶ崎ということもあり、電車で1時間かからないうちに真鶴駅に到着しました。横浜近辺から来た人でも1時間弱だったようです。かなりアクセスがいいですね。
駅からManazuruTechLabがある真鶴里海Baseまでは歩いて15分ほどです。

真鶴港
おだやかな港です
釣り場
釣り客もちらほら、堤防が高くないので子連れでも安心できそうです。

到着した人から作業開始です。途中お昼休憩をはさみつつ、19:30頃まで作業していました。その後、近くの定食屋で海鮮料理を食べてから宿に移動しました。宿はLabのすぐ裏にある「おかげ壮」にお世話になりました。(ホームページかなり凝ってます!)
宿でもそのまま作業をしつつ寝たのは24時頃。

2日目

6:30起床。朝陽が差し込んできて自然に目が覚めました。
8:00から朝食だったので各自、作業したりストレッチしたりと自由に過ごしました。
その間に2日目の目標をみんなで宣言。
やることが明確になって、モチベーションもぐっとあがりました。
2日目もひたすら開発作業。途中でお昼休憩をはさみつつ、20時頃に成果発表となりました。

朝食
The 日本の朝食。朝からごちそうです。

ワークスペース
こちらがワークスペースでの作業風景です

開発合宿のメリット

自分が考える開発合宿のメリットを紹介します。

  • まとまった時間がとれる
    • いわゆる「緊急でないが重要なこと」のために時間をあてることができます。(僕達の場合は、自分のサービスを作ったり、個人事業用のwebサイト作りだったりします。)
  • 合宿期間を有意義に過ごすために準備しようというマインドになる
    • 僕の場合は、サービスを作りたいと思っていたので、プロジェクトの初期化やプラグインの選定/インストールなどのセットアップを事前に済ませて、最初にとりかかる部分のモデリングも検討してから望みました。これは合宿すると決まったときに、現地に行ってからセットアップしているともったいないなと思って事前に作業しました。
  • ハマったときに近くに相談できる相手がいる
    • 人に相談しているうちに自己解決する場合もあるので、人に話すことは重要です。一緒に合宿にきているメンバーは快く相談相手になってくれます。解決できなかった場合は、あきらめて別の方法でアプローチする/別の作業に切替えることなどできて停滞を防げるのがいいですね。
  • 目標を宣言して取り組むのでほどよいプレッシャーがある
  • 他のメンバーの開発内容が自分の知らないジャンルのことだったりするので、一緒に作業するだけで多くのことを学べる。
  • 参加したメンバーを深く知れる
    • 普段、話さないようなことを話して、知らない面を発見できました。

次回につなげる反省点

せっかくみんなで同じ場所で作業しているので、普段よりも生産的に作業したいし、学びも多いほうがいいなと思います。個人的には次回は、以下のことを盛り込みたい。

  • 初日から目標の共有を行って、ホワイトボードなど見えるところに書いておく。やはり目標をはっきりさせておくと、作業の効率が違います。

  • 途中でお互いの様子を聞く時間を設けておいて、その時刻も決めておく。

    • ◯◯時から共有タイムだからそれまでに片付けたいといった気持ちが働きます。
    • 実はハマっているけど、自己解決しようとしてることはよくあります。完全お手上げ状態だと人に相談しようかなと思いますが、もう少しで自己解決できそうな時は特に、人に相談する方向に頭が向かず、ハマりが深くなる場合があります。意外に人に相談するとすぐに解決することは多いので、話すタイミングを意識して設けようと思いました。
  • SNSへの投稿は帰ってから。到着後すぐに合宿の様子をFacebookに投稿したので、その後の「いいね!」通知に少し気が散ってしまった感があります。個人的には今後は事後報告するようにします。

ManazuruTechLabのおすすめポイント

  • 都心からアクセスがいい

    • やはり開発合宿では作業時間を十分に確保したいところです。片道2〜3時間かかると移動時間の割合が大きく、作業に使える時間が少なくなる印象があります。その点、真鶴は品川から東海道線1本で1時間半強で行くことができ、横浜あたりから座れるので、座れたときから作業を開始することもできます。
  • 利用時間が十分(9:30〜21:00)

  • 利用料が格安

    • 作業スペースを無料で利用させて頂いたため、かかった費用は宿代5,500円(食事は朝食のみ)、交通費、食事代をいれても1万円かかりませんでした。(2016年7月時点のものです。今後は変わる可能性もあるので詳細はお問い合わせください。)
  • 設備が整っている

    • 電源、机、椅子、Wifi、ホワイトボードなど開発合宿に必要なものが揃っています。(個人的には机、椅子がないと長時間のPC作業は身体的にきついと感じます。合宿する場所を探すときの必須条件ですね。)
  • ほどよく不便

    • コンビニは近くにあるけど、坂の上にあって少し行くのが面倒です。これが逆に、小腹が空いたから買い物に行くという考えにならず、作業を中断しないのでよかったと思います。
  • 美味しい海鮮が食べられる。

  • 眼の前の海で釣りができる(好きな人は早入りして釣りしてみるのもありですね)

最後に

たまに環境を変えて作業するのでいいですね。また開発合宿を企画して行きたいと思います。

ManazuruTechLabの連絡先

今回お世話になったManazuruTechLabでは、合宿やイベントなどので利用を歓迎しています。
興味がある方はManazuruTechLabから連絡してみてください。
最近、Twitterアカウントの運用も始めたようです。@ManazuruTechLab
また、"Startup Weekend 真鶴""が過去に3回開催されていて、今後も開催していくようです。イベントに興味ある方はチェックしてみてください。Startup Weekend 真鶴

ベイサイドRails勉強会

僕は月1で横浜(馬車道)でRuby on Railsの勉強会を主催しています。今回の合宿の参加メンバーはこの勉強会のメンバーです。レベルを問わずどなたでも参加可能ですので、Rails勉強したい/自分でWebサービスを作りたい方はぜひ遊びに来てください。

ベイサイド Ruby on Rails勉強会
こちらは直近の勉強会のイベントページです。